元利用者が厳選した発達障害におすすめの就労移行支援6選

記事内に広告を含みます

働くADHDやASDの方にインタビューを行っているぴえび(@piebi_adhdasd)です。


私自身も約10カ月間、就労移行支援に通所しました。
当時は未経験でしたが、現在はその学びを活かして現在はデザイナーとして働いています。

今回の記事では、私の体験談をもとに、ADHDにおすすめの就労移行支援について比較してみたので、ぜひ参考にしてみてください。

元利用者が厳選したおすすめの就労移行支援徹底比較

結論から言うと、発達障害におススメの就労移行支援は専門スキル特化型」です。

発達障害の傾向がある方はソフトスキルが苦手な方が多いです。そこをカバーするためにハードスキルを鍛えるのがADHDやASDの仕事と年収のインタビューを通して見えた局所最適解です。

ソフトスキル・ハードスキルって何?

 ソフトスキルとは効果的なコミュニケーション能力や信頼性の高さ、寛容さなど、時間をかけて身に着けた対人関係の特性です。
ハードスキルとは、はツールや技術や専門知識など、習得してできるようになったことや使えるようになったもののことを指します。


就労移行支援タイプ特徴就職率就職後
定着率
対象の障害対象地域料金
専門スキル
特化型
2つのコース選択可能
・WEBデザイナー
・ITエンジニア
精神/発達/知的/身体/難病東京/千葉/埼玉/大阪
料金についてはこちら👇
専門スキル
特化型
年収1,000~2,000万が狙えるハイレベルなスキルの習得が可能96.9%
精神/発達/知的/身体
東京/神奈川/大阪/福岡料金についてはこちら👇
専門スキル
特化型
会計や英語、動画編集などIT分野以外の幅広いスキルの習得が可能83%精神/発達東京/大阪料金についてはこちら👇
一般型障害者向け転職・就職支援サービス
「dodaチャレンジ」と連携
95.6%
※2023年
97%
※2023年
鬱病/発達障害/統合失調/聴覚障害/難病東京/神奈川/愛知/大阪
料金についてはこちら👇

障害
特化型
障害別にコースで別れる事務職の就職率94.5%
91.4%
※2019年
鬱病/発達障害/統合失調/聴覚障害/難病東京/神奈川/愛知/大阪
料金についてはこちら👇

一般型就労移行支援の中では最大手
全国で利用の出来る点が強い
30~40%86.2%
※2023年
精神/発達/知的/身体/難病
北海道/宮城/東京/神奈川/
千葉/埼玉/栃木/静岡/愛知/
兵庫/京都/大阪/岡山/広島/
福岡/宮崎/沖縄
料金についてはこちら👇

スキル特化型でIT知識を身に着けたい方は「Neuro Dive」、やりたいことがわからない方は「ミラトレ」がおすすめです。

「Nero Dive」で学べるスキルは市場価値が非常に高く、転職もしやすいです。一般雇用で年収1000-2000万円障害者雇用でも年収450万円から経験次第で1000万円を超えることも十分あり得るレベルのスキルを習得できます
※具体的な年収は企業や地域、経験により異なります。

唯一のデメリットは難易度がやや高く、興味を持たないと継続が難しい点です。atGPジョブトレITWEBは私が通所していた就労移行支援のため最初に出しています。

実際、専門特化型の就労移行支援に行って、活躍している人が多いんだよね~

就労移行支援おすすめ6選

atGPジョブトレIT WEB

atGPジョブトレIT・WEBの特徴

・未経験からWEBデザイナー・プログラマーを目指す
・デジタルハリウッドのWeb制作講座、28万円相当完全無料
・Adobeソフト、通常4万円相当完全無料

ジョブトレIT・WEBの強みは、本来有料であるデジタルハリウッドの講座を受講できる点です。

デジタルハリウッドとは、デジタルコンテンツやクリエイティブ分野に特化した専門学校のこと。本来は数十万円の費用がかかる学びが提供されていることが大きな魅力。デザインやプログラマーを目指したい方はこちらの就労移行支援一択かと思います。

口コミ(随時更新予定)

未経験でデザイナーになり年収500万へ
30代女性

デジタルハリウッドの動画教材を学べる・講師にいつでも質問できる点がよかった

■良かった点
・お金をもらいながら(失業給付金)本来有料のデジタルハリウッドの動画教材や講演を受講できるところ
→就労移行支援や職業訓練校は専門スクールと比較すると質が劣るので、民間企業の教材をお金をもらいながら学べることが良かった
・講師に1対1で質問ができる
この就労移行支援では基本的になんでも質問できる。実際にデジタルハリウッドに勤めている講師の方もおり、先生の質が高く非常に学びになりました

■悪かった点
・良くも悪くも受講生の質が専門スクールと比較して低いところ
→私が通っていた時の話ですが、志しとして本気でデザイナーになりたい・なれる努力が出来る人は1教室で複数人ほど(4-5人元デザイナーの人もいらっしゃいました)技術を本気でみにつけたい、切磋琢磨できる人はSNSなどで見つけた方が良いように思いました
・就労移行支援でやることはデザインの勉強だけではない
→アサーティブなコミュニケーション講座など自己理解を深めたりコミュニケーションをとる練習?などをする授業がありましたが、私にはそこまで魅力的に感じませんでした

未経験でデザイナーになった年収500万30代女性の話はこちら

続きを見る

事業場所一覧

【東京都にある事業所

・渋谷


・秋葉原


【千葉県にある事業所】

・船橋


【埼玉県にある事業所】

・大宮

【大阪にある事業所

・心斎橋

タイプ専門スキル特化型
対象の障害精神/発達/知的/身体/難病
事業所数5か所
就職率非公開
定着率非公開
運営会社ゼネラルパートナーズ

Neuro Dive


Neuro Diveの特徴

AI、機械学習、データサイエンス等の先端ITスキルの習得
Udemiyの教材を無料で利用可能
・ミラトレのノウハウを生かした就労支援を受講できる
※(同じパーソルダイバースのため)

Neuro Diveの強みは、その優れた就労実績。
卒業生が就職する職種には、年収2,000万円に達するものが多く含まれています。
就労先は大手企業が中心であり、優れたキャリアパスを歩むことが可能です。

Neuro Dive事業所一覧

【東京都にある事業所

・秋葉原


・渋谷


【神奈川県にある事業所】

・横浜

【大阪にある事業所

・心斎橋

【福岡にある事業所

・博多

タイプ専門スキル特化型
対象の障害精神/発達/知的/身体
事業所数5か所
就職率非公開
定着率96.90%
運営会社パーソルダイバース

キズキビジネスカレッジ

キズキビジネスカレッジの特徴

・週1でも通所可能、在宅通所も可能(月1の通所は必須)
・一般雇用と障害者雇用どちらも視野に入れたサポートが充実
・幅広い専門スキルを習得できる

学べる専門スキルの幅が広いので、「専門スキルを身に着けたいけどどの分野が自分に合うかわからない/ここに掲載されている専門分野を学びたい」という方におススメ。

以下のような専門性の高いスキルを習得することが可能です。

  • 会計
  • 英語
  • Webマーケティング
  • Webライティング
  • /Excel・PowerPoint基礎
  • 動画制作
  • Webデザイン・プログラミング

就労実績としても高い成績を誇っており、気軽にWEB面談も可能なので、気になる人はWEB面談に申し込むのが良いかと思います。


【無料】WEB面談あり

キズキビジネスカレッジ事業所一覧

【東京都にある事業所

・新宿御苑


・新宿


【神奈川県にある事業所

・横浜

【大阪にある事業所

・梅田①

・梅田②

タイプ専門スキル特化型
対象の障害精神/発達
事業所数5か所
就職率83%
定着率
運営会社株式会社キズキ

【無料】WEB面談あり

ミラトレ


ミラトレの特徴

・幅広い職種に対応している
・高い就労実績
障害者専門の転職エージェントdodaチャレンジとの連携に強い!

ミラトレの強みは、障害者専門の転職エージェントDODAチャレンジと連携している点です。

就労後半年間の定着率は97%(2023年)と非常に高い実績を誇っています。

「やりたいことがわからない」という人はこちらの事業所を見学してみるのが良いのではないでしょうか。

【無料】見学会あり

ミラトレ事業所一覧

【東京都にある事業所

・上野


・大井町


・三鷹


【神奈川県にある事業所

・川崎

・横浜

・横浜関内

・藤沢

【千葉県にある事業所】


・新松戸

【埼玉県にある事業所】

・さいたま

・川口

・川越

【大阪にある事業所

・梅田

【兵庫にある事業所

・尾崎

【愛知にある事業所

・名古屋

・金山

タイプ一般形
対象の障害精神/発達/知的/身体
事業所数15か所
就職率95.6%(2023年)
定着率97%(2023年)
運営会社パーソルダイバース

【無料】【公式】見学会あり

atGPジョブトレ


atGPジョブトレの特徴

・障害特化型により、自身の障害にあわせたコースが存在する
・全体の求人の約80%がatGPでしか受けられない非公開求人
・首都圏都市部を中心としに1000件以上の求人を保有!

【公式サイト】【無料】見学会あり

atGPジョブトレ発達障害コース事業所一覧

【東京都にある事業所

・秋葉原


・大手町


【神奈川県にある事業所

・横浜

【大阪にある事業所

・梅田

【愛知にある事業所

・名古屋

タイプ障害特化型
対象の障害鬱病、発達障害、統合失調、聴覚障害、難病
事業所数7か所
就職率事務職での就職率94.5%
定着率91.4%(2019年)
運営会社ゼネラルパートナーズ

【無料】【公式】見学会あり

リタリコワークス


LITALICOワークスの特徴

・累計就労実績No.1!その数8,000人以上!
・業界のパイオニア的存在
・事業所数が多くて通所が楽

【無料】【公式】見学会あり

リタリコワークス事業所一覧

区内

  • 中目黒
  • 新宿三丁目
  • 日暮里
  • 高田馬場
  • 秋葉原
  • 水道橋
  • 新橋
  • 錦糸町
  • 赤羽
  • 五反田
  • 蒲田
  • 大塚
  • 新宿南口

区外

  • 三鷹
  • 府中
  • 八王子
  • 立川
  • 立川北

横浜市

  • COMING SOON二俣川
  • 横浜西口第3
  • 横浜西口第2
  • 横浜戸塚第2
  • 横浜東口
  • 横浜西口
  • 横浜桜木町
  • 横浜関内
  • 新横浜
  • 横浜都筑
  • 横浜戸塚

川崎市

  • 登戸
  • 新百合ヶ丘
  • 川崎
  • 川崎駅前南

その他

  • 湘南藤沢
  • 本厚木
  • 相模大野
  • 海老名
  • 藤沢

  • COMING SOON川口
  • 春日部
  • 川越
  • 大宮西口
  • 和光
  • 南越谷
  • 所沢
  • 大宮
  • さいたま浦和

  • 柏西口
  • 京成津田沼
  • 松戸西口中通
  • 千葉
  • 千葉中央公園
  • 船橋
  • 西船橋
  • 松戸

  • 高崎
  • 宇都宮西口
  • 那須塩原

大阪市

  • 大阪あべの
  • 大阪梅田西
  • 大阪梅田北
  • 大阪梅田
  • 新大阪
  • 大阪京橋
  • 大阪心斎橋
  • 大阪なんば
  • 大阪天王寺

その他

  • 石橋阪大前
  • 南海堺
  • 枚方第2
  • 枚方
  • 堺東
  • 高槻

  • COMING SOON芦屋
  • 西宮北口
  • 尼崎立花
  • 明石
  • 西宮
  • 三宮
  • 姫路
  • 神戸
  • 尼崎
  • 大和西大寺

  • NEW宇治
  • 山科醍醐
  • 京都駅南
  • 伏見桃山
  • 四条大宮
  • 烏丸御池
  • 京都駅前
  • 四条河原町
  • 草津

  • 新さっぽろ第2
  • 幌駅南
  • 琴似
  • すすきの
  • 札幌
  • 札幌大通東
  • 札幌大通
  • 新さっぽろ

  • 仙台みやぎの
  • 仙台東口
  • 仙台青葉
  • 名古屋岩塚
  • 八事
  • 金山伏見通
  • 名古屋栄
  • 名古屋駅南
  • 大曽根
  • 藤が丘
  • 名古屋駅前
  • 名古屋丸の内
  • 名古屋野並
  • 名古屋金山
  • 金山新尾頭
  • 名古屋千種

  • 浜松市役所前
  • 静岡第2
  • 新浜松
  • 静岡
  • 浜松

  • COMING SOON倉敷
  • 岡山駅南
  • 岡山

  • 広島五日市
  • 広島駅南
  • 広島紙屋町
  • 広島横川
  • 広島

  • 筑紫野二日市
  • 中洲川端
  • 北九州
  • 博多
  • 小倉
  • 福岡中央
  • 天神


  • 高千穂
  • 宮崎
  • 熊本
  • 沖縄
タイプ一般形
対象の障害精神/発達/知的/身体/難病
事業所数3,301ヶ所(2020年度)
就職率30~40%
定着率86.2%(2023年度)
運営会社株式会社LITALICO

【無料】【公式】見学会あり



就労移行支援とは?通所できる対象者は?

就労移行支援は、障害や難病を持つ方が一般就労を目指して必要なスキルや知識を身につけるための福祉サービスです。就職活動中の支援だけでなく、就職後の定着支援を行う事業所もあり、手厚いサポートを受けることができます。

就労移行支援事業所には、ビジネスマナーやビジネススキル又メンタルケアなど汎用的な訓練や講座を行う「一般型」と、職種や職域に特化した「専門スキル特化型」、障害種に特化した「障害特化型」の3つのタイプに分けられます。

就労移行支援を利用するための条件は以下の3つです

  • 18歳以上65歳未満であること
  • 障害や難病を持っていること
    ※障害者手帳を持っていなくても、医師の診断書、または意見書等で対応できる場合があります
  • 一般企業への就労(障害者雇用を含む)を希望していること

このサービスは、一般企業への就職を目指す方々を対象としているため、18歳以上65歳未満の方が利用できます。


就労移行支援はお金がかかる?

利用者の所得や扶養状況に応じて、負担額が設定されています。以下にまとめましたのでご覧ください。

世帯区分自己負担額
生活保護受給世帯無料
市町村民税非課税世帯無料
市町村民税課税世帯
※所得300万円以下
月額上限3,000円
市町村民税課税世帯
※所得300万円以上
月額上限9,300円

最も重要なのは「継続できる」就労移行支援を選ぶこと

就労移行支援に通う目的は、障害者雇用や一般雇用に関わらず、「最終的に企業に所属すること」です。スキルを身につけた後も、就職活動をサポートしてもらうために、就労移行支援を継続する必要があります。

今回は、就労移行支援を継続できるかどうかを見極めるためのポイントを紹介します。

継続できる就労移行支援を見極める5つのポイント

①複数の事業所を必ず見学しよう

これが最も大切なことです!
それぞれの事業所はそれぞれの強みや弱みがあります。
私は就労移行支援に通い、デザイナーのとしてのスキルを身に着けましたが、全員がデザイナーに向いているわけではありません。
特に「専門スキル特化型」の就労移行支援は自分がその分野を好きと思うことが出来て継続できるかどうかでほとんどが決定してしまうので、まずは自分が興味ある分野か見定める為に手を動かす必要があります。そのために複数の事業所の見学は必須かと思います。

②スタッフとの相性が良いかを確認しよう

正直これもかなり大事です。なぜなら就労移行支援先のスタッフと相性が合わないことが原因で離脱した通所者を何人も見たからです。
就労移行支援では、普段の日常生活や転職状況をスタッフと1対1で話す機会が多く存在します。
このスタッフと相性が悪い際、退所まで追い込まれる人を何人も目撃しました。

事業所は複数展開している場合があります。例えば「atGPジョブトレIT・Web」は東京都の秋葉原、渋谷など複数展開しています。
どうしても事業所の内容に興味があり、見学した事業所の内容に興味がある場合は、同就労移行支援の事業所を複数見学してスタッフの様子を確認すること、合わない支援員がいた場合違う支援員に変更してもらうことができるか、など直接確認するのが良いと思います。

③興味があるプログラムがあるか確認しよう

重複になりますが、自分がその分野を好きと思えるかどうかで継続可否が決定するといっても過言ではありません。
ただ正直ここってやってみないとわからない側面が多いのも事実なのですよね…
過去にその分野を独学で取り組み、興味関心が高い傾向にある人はその分野に突き進んで間違いないと思います。
多くの方は未経験が大半なのではないかと思っていますので、一度体験に行き、「自分が学んでみたいと思えるかどうか」感情が動くかどうかを判断する必要があると思います。

④交通条件が自分に合うかどうか確認しよう

通勤時間が長いと、ストレスレベルが上昇します。
一般的に片道にかかる時間の許容範囲は片道1時間以内が理想です。
上記以上かかる場合はリモートワークを推奨している就労移行支援を探して応募してみましょう。
※現在まとめきれていませんがこちらもまとめる予定です。

⑤就労実績を確認しよう

事業所ごとの就労実績や定着率を確認してみましょう。
就労実績だけを鵜呑みにするのは危険(就労実績を非公開にしていても高水準な支援を実施している事業所もあります)ですが、実績が高い事業所は、効率的な支援を提供している可能性が高いです。

 

発達障害は「専門スキル特化型」の就労移行支援が圧倒的におすすめ

年収は業界や業種によってある程度決まりますが、「ハードスキル」と「ソフトスキル」の組み合わせによっても大きく影響します。発達障害を持つ方々はコミュニケーションや仕事の進め方などの「ソフトスキル」に課題を抱えることが多いです。だからこそ「ソフトスキル」を補うために「ハードスキル」を強化することで年収を向上させることが重要だと考えています。

専門スキルに特化した就労移行支援を利用し、その道のプロフェッショナルになった方はたくさんいらっしゃいます。今回の記事を参考にして、ぜひ今後の活動にお役立てください。