本来の効果とは違いますが、ストラテラを飲むと「目覚めがよくなった」という声を見かけることがあります。
私にとっては大きなメリットであり、薬は欠かせない存在です。
仕事で3回ほど遅刻したことがあるのですが、10時出社に対して起床時間は13時・・・
どれも前日にストラテラを飲み忘れたことが原因です。(当然怒られました。非常に申し訳ない。)
目覚めの良さのメリットを感じているのは私だけではなく一定数いることがTwitterのやり取りを通して見えてきました。
ADHDでストラテラ(アトモキセチン)を飲んでいる方に質問です。
この薬を飲むことにより、朝起きれるまたは夜スムーズに眠れるというような効果を感じることはありますか?
— ぴえみ🥺デザイナーに転身 (@piemipiemipiemi) November 1, 2020
ではその要因はなんなのか。自分なりに仮設を立ててみたので書いていきます。
※本来ストラテラは「目覚めがよくなる」という効果はありません!
私がメリットに感じているのでそのような表記にしております。
目次
自律神経の調整がうまくいっている説
ADHDの症状の原因は脳の視床下部が関与していると言われています。
参照:発達障害児童に対する薬物治療に関する考察 、3発症のメカニズム
視床下部とは自律神経の調節を行っている部分です。
交感神経と副交感神経がうまく入れ替わることで寝つきや朝の目覚めがよくなります。
薬を飲むことで、この視床下部の機能が改善され、自律神経の調節が通常時に戻り、朝スムーズに起きることが出来る説を唱えています。
医師にこちらの質問をぶつけてみたところ
「その可能性はあるかもしれないね」
とおっしゃていました。
ただし、寝つきがよくなるに関しては朝と比較すると著しい効果を感じるほどでもないため、あくまでも仮説であることをご理解ください。
副作用である血圧の上昇による効果説
ストラテラの副作用として「血圧の上昇」という症状があります。
(ストラテラの禁忌、注意点を参照)
私は慢性的な低血圧。通常値60-90と平均が110に比べると低め。学生の頃は運動部に所属し体力に自信はあったのですが、体育祭でたちくらみ+貧血を起こし倒れたこともあります。
朝の寝起きの悪さは低血圧が原因だと思っているのですが、ストラテラの副作用により血圧が上がり、改善されている可能性があります。
実は朝の寝起きの悪さを改善するために血圧をあげる薬を処方されたことがあります。
朝飲むと30分後には目がバチっと目覚める薬です。効果が高いので気に入ってはいたものの、朝の弱い私にとって、朝、薬と水を準備し飲むという行為は苦行。続けることが出来ませんでした。
ストラテラはその薬の7割ほどの効果を発揮した状態に似ているのです。
まとめ
ストラテラの効果に「目覚めがよくなる」というものはありませんが、副作用などが作用してその効果が出る人は一定数いると考えています。
しかし目覚めがよくなるという効果のみにメリットを感じるのであれば、薬はストラテラではなくともよいのでは?次回受診時は担当医に相談しようと思います。
その経過もブログにて報告できたらうれしいです。